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インプラントと差し歯は違う!特徴やメリット・デメリットを紹介

こんにちは。

蕨市の歯科医院、院長の蔵元です。

インプラントと差し歯の違いについて説明させていただきます。

 

インプラントと差し歯の違い

「インプラント」と「差し歯」は、よく混同されることのある歯科用語ですが、構造や治療方法は全く異なります。

インプラントは歯を失った部位に行う治療です。差し歯は虫歯で神経をとらなくてはならなくなった歯に行う治療です。なので差し歯は自分の歯は残っている状態です。

 

インプラント治療が適した場面

インプラント治療は歯が抜けた所にインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。

・入れ歯が合ない、硬いもが噛めない

・入れ歯にしてから食事が美味しくなくなった

・ブリッジ治療のために自分の健康な歯を削りたくない

・事故で健康の歯を失ってしまった

 

インプラント治療のメリット

  • しっかりと強く咬める
  • 自信を持って笑うことができる
  • 左右でバランスよく咬める
  • 取り外す面倒がない
  • 食物をおいしく味わえる
  • 自分の歯にかかる負担が減って長持ちする
  • 歯ごたえある食物の食感が楽しめる
  • 隣の歯を削る必要がない
  • インプラントはむし歯にならない
  • 見映えよく仕上げることが可能

 

インプラント治療のデメリット

  • 噛む感覚が少し自分の歯と違う
  • 治療期間が比較的長い
  • 外科処置に伴う痛み・腫れ・出血・合併症の可能性がある
  • お手入れ次第で感染することがある
  • 治療費が比較的高額

 

差し歯が適した場面

歯の神経まで虫歯が進行して、神経を取り除かなければばらなくなった歯で抜歯までには至らず保存できる場合に差し歯による治療を行います。

残った歯根の内部にコアと呼ばれる土台を立て、被せ物を取り付ける治療です。

 

差し歯のメリット

  • 自分の歯を修復できる
  • 保険適用の場合は治療費を安価に抑えられる
  • 素材により審美性や強度を高められる
  • 外科的な手術は不要

 

差し歯のデメリット

  • 素材により審美性が劣る
  • 歯の残ってる量が少ないと歯根が割れたり差し歯が欠けたりするリスクがある
  • 土台となる歯が必要
  • 自費の場合は経済的負担が大きい

 

インプラントと差し歯の寿命

インプラント治療は10年で95%程度は問題ないと言われています。

差し歯は虫歯の除去後に残っている歯の量によるのでどれくらいの寿命かがわからないのが実際です。

 

当院のインプラントと差し歯の判断基準

歯根にある歯髄(歯の神経)を取り除いた後、歯根に土台を立てます(神経を取り除いたところへの再感染を防ぐ役割でもあり)。そのため、歯が薄くなったり、歯への栄養が供給できなくなり枯れ木のように歯の質自体が脆くなってしまい、歯の寿命が短くなると言われています。

インプラントは見た目や機能性としては天然の歯に近いものがありますが、天然の歯のようなたわみや歯根膜という歯と骨の間のクッションの役割を果たすものがないため、咀嚼するときの感覚は天然歯とは異なります。

なので虫歯が進行して神経を取る処置が必要になっても、まずはその歯を残すことを考えます。差し歯であっても、しっかり治療し、メインテナンスを継続することで長期使用することも可能ですし、患者様の選択によっては見た目も美しいものを選ぶことも可能です。

まずは様々な治療をすることによって、ご自身の歯を保存できないかを考えることを当院では第一選択としています。

 

まとめ

差し歯はご自身の歯を保存するための治療で、インプラントはご自身の歯を失ってしまった時にする治療となります。当院ではできる限り残せるように治療しています。問題がある歯があり、抜歯をせず歯を保存できるか悩んでいる方がいたらいつでもご相談ください。

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