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インプラントの治療期間はどのくらい?最短・最長・通院回数まで完全ガイド

インプラント治療を検討していると、「治療期間はどのくらいかかるの?」「仕事や予定に支障が出ないか心配…」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

実は、インプラントの治療期間は患者さまの骨の状態や治療法によって大きく異なります。最短で2ヶ月ほど、骨造成などの追加治療が必要な場合は1年以上かかるケースもあります。

本記事では、インプラント治療にかかる平均的な期間はもちろん、「上あごと下あごの違い」「ステップごとの所要時間」「通院回数の目安」など、治療スケジュールを立てる上で役立つ情報をわかりやすく解説します。

「できるだけ早く治療を終えたい」「忙しくてもインプラントはできるの?」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療の平均期間はどれくらい?

インプラント治療にかかる期間は、手術を受ける部位や治療法によって異なります。

ここでは「上あごと下あごの違い」や「最短・最長の目安」など、全体の目安を解説します。

 

上あごと下あごで違う治療期間

上あごと下顎では一般的に上あごの方が骨が柔らかくインプラント体が骨と結合するまでの期間がかかることが多いので、下あごよりも1ヶ月ほど治療期間が長くなることがあります。これは下あごの骨が柔らかい場合も長くなることがあります。

しかし現在のインプラント体の性能が向上していたり、新しい治療機材のおかげで上あご、下あごで治療期間の差はなくなってきました。

インプラントの「最短期間」と「最長期間」の目安

最短期間でインプラント治療が進む場合、インプラント治療は抜歯して当日にインプラント体を埋める手術を行うことが可能であれば、抜歯してインプラント体を埋めてから2ヶ月後には最終的な被せ物が装着できます。

最長期間では抜歯後に骨や歯肉が高度に吸収してしまっている時には、骨や歯肉の再生手術が必要となり、1年ほど治療期間がかかることがあります。噛み合わせや矯正を併用するインプラント治療ではさらに期間がかかることもあります。

 

治療ステップとそれぞれの所要時間

インプラント治療は一度の通院で完了するものではなく、複数のステップを経て進行します。

各ステージにどの程度の時間がかかるのか、わかりやすくご紹介します。

 

①診断・検査(1日〜1週間)

口腔内の模型・口腔内写真、レントゲン写真、CTデータなどをもとに診査診断を行います。

1本のインプラント治療であれば当日に結果を説明することができます。

複数の歯を失ってしまっている場合、噛み合わせ、審美的な診断を歯科技工士さんと連携しながら診査診断を進めていくので1週間ほど時間がかかります。

②手術(1時間から5時間)

1本のインプラント体を埋める手術であれば手術前の麻酔、消毒から手術、止血確認までで1時間ほどで治療は終了します。

手術本数が多かったり、骨や歯肉の再生手術が必要な場合、手術当日に仮歯を装着する場合には手術時間が長くなることがあります。

手術時間が長かったり、侵襲が大きい手術の場合、寝ているような状態で手術を受けられる静脈内鎮静法という麻酔をかけることで患者様の負担を軽減することができます。

③骨との結合期間(2〜6ヶ月)

インプラント体と骨が結合するのには2ヶ月ほどかかります。

骨造成している場合などでは6ヶ月ほど結合するのを待つ場合があります。

④アバットメント・被せ物装着(1、2日)

手術後2ヶ月で最終的な被せ物が入ります。

複数歯の欠損の場合は適合の確認をすることがあり被せ物の出来上がりに2回かかることもあります。

⑤治療後のメンテナンス(継続的)

ご自身の歯と同様に治療後は健康な状態を維持していただくために、定期検診を行なっていきます。最初は3ヶ月ごとに来院していただき、問題なければ徐々に間隔をあけていきます。

 

治療期間が長引くケースとその理由

骨が少ない場合や歯周病の影響などで、治療期間が長引くケースもあります。

どのような条件で延びるのかを事前に知っておくことで、スケジュール管理にも役立ちます。

骨造成・歯肉移植が必要な場合

骨が痩せていたり、歯肉が痩せていてインプラント体を埋められなかったり、歯ブラシがしにくい場合には骨や歯肉の再生手術が必要になります。

再生が必要な骨や歯肉の量が多い場合は、再生するのに少なくとも6ヶ月ほど待たなければなりません。

歯周病や歯根破折による抜歯の影響

抜歯に至るまでに周りの骨や歯肉に影響を及ぼしている場合には、抜歯後骨や歯肉を失ってしまいます。失った骨や歯肉を再生するのに吸収量が多いほど治療期間は長くなります。

 

他の治療法との期間比較(ブリッジ・入れ歯)

インプラントと比べて、ブリッジや入れ歯はどれくらい早く治療が終わるのでしょうか。

それぞれの治療法の期間を比較しながら、インプラントの特長を整理します。

ブリッジ治療では、抜歯後歯肉の治癒を待たなければいけないので2~3ヶ月待たなくてはなりません。抜歯した当日にインプラント手術を行う場合と同じくらいの治療期間となります。

入れ歯治療では、装着後に修理ができるので抜歯と同時に義歯を装着できることがあります。この場合は傷口の治りに合わせて入れ歯を修理しなくてはいけません。

 

まとめ|インプラント期間は最短2ヶ月、骨造成で1年以上も

抜歯の原因、抜歯した時期、骨や歯肉の状態により治療期間は変わってきます。

蔵元歯科医院ではできる限り侵襲が少なく、治療期間も短くできるように計画を立てるようにしています。

インプラント治療における不安やご質問、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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